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「企業と市民の社会的責任を考える」シンポジウムの案内
~21世紀日本社会をいかに創っていくか~

シンポジウムの趣旨

CSRという言葉が「企業の社会的責任」という意味で頻繁に使われているが、CSRは、本来、企業側だけに求めることではない。これは市民・消費者の理解と協力を得て初めて具体化される運動である。つまり、Citizens’ Social Responsibilityでもある。それゆえ、本シンポジウムでは、企業に求められる社会的責任に加え、市民や消費者に求められる社会的責任についても議論していく。特にISO規格化、消費者基本法の制定、団体訴権制度の検討などが進む中で、企業と市民の望ましい、建設的な関係を探っていく。

たとえば、社会貢献を目的とした商品の販売は、その考え方に賛同し同商品を購入する消費者がいなければ成り立たない。誠実な企業に積極的に投資しようとする運動は、その金融商品を購入する市民がいなければ成り立たない。企業が行う地域貢献やNPO支援などもそれを評価する市民がいなければ、決して長続きしない。

また、消費者を重視した経営は個別企業レベルだけで取り組む問題ではなくなりつつある。高齢化の進行とともに、悪質事業者による消費者被害は増えており、社会的・制度的視点をもって消費者の利益を守る仕組みを考えなければならない。その意味で、良識的な事業者と善意の市民が一堂に会し対話する必要性が高まっている。

さらに、市民は「企業が主体的にマイナス情報を開示しても、それをもって企業批判を行えば、公正かつ安全な社会は結果的に実現されない」という点を自覚しなければならなくなっている。問題は起こらないに越したことはない。しかし、どのような企業であろうと、人間の組織である限り、いつか不手際より問題は起こるものである。問題が対外的に悪影響を及ぼすと考えられる場合、良識的な企業は、これを迅速に開示し、再発防止策に最善を尽すものである。「公正かつ安全な社会を創っていく」という視点に立てば、そうした主体的な情報開示や是正行為は厳しく批判されるべきものではない。市民は、いわゆる結果だけでなく、プロセスまで考慮に入れて、総合的に企業の行動を評価することが社会的責任として求められているのである。

本シンポジウムでは、以上のような問題意識をもって、基調講演、パネル・ディスカッションを行い、企業と市民が積極的に担うべき社会的責任(CSR)を、特に21世紀日本社会を構築していく上で、それぞれがどのような役割を担うべきかを探っていく。


テーマ 21世紀日本社会をいかに創っていくか
開催日時 2005年2月24日(木)  10時30分~16時<受付 9時50分より>
会 場 サントリーホール(小ホール)
〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1
地図とアクセスは、以下のサイトで確認できます。
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/access/
主 催 日本学術振興会 人文・社会科学振興プロジェクト研究事業
市場と倫理プロジェクト(責任者:高 巌)
本プロジェクトの目的などに関しては、以下のサイトで確認できます。
http://www.r-bec.org/market-ethics/index.html
後 援 内閣府、経済産業省、(社)日本経済団体連合会、(社)消費者関連専門家会議
協 賛 NPO消費者機構日本、お茶の水女子大学LWWC、京都産業大学、麗澤大学、(社)日本品質管理学会、NPO化学生物総合管理学会
参加人数 約400名
対象者 企業関係者、一般市民、消費者、NPO関係者、学生、研究者など
スケジュールと
講演者(敬称略)
司会  梅田 徹(麗澤大学外国語学部 教授)
1 受 付 9:50より開始  
2 開会挨拶 10:30~10:35 城山 英明(東京大学大学院法学政治学研究科・法学部 助教授、日本学術振興会人文・社会科学振興プロジェクト研究事業企画委員会主査)
3 基調講演 10:35~11:05 藤井 良清(日本ハム株式会社 代表取締役社長)
4 基調報告1 11:05~12:00 市場と倫理プロジェクト・リーダー
高 巌(麗澤大学国際経済学部 教授)
1)企業の社会的責任(CSR)とは
2)事業者に求められる誠実さとは何か
3)市民の社会的責任(CSR)とは
5 休 憩 12:00~13:10 (昼食)
6 基調報告2 13:10~14:10 坂東 俊矢(京都産業大学大学院法務研究科 教授)
1)内閣府国民生活審議会での議論中間報告
2)市民と企業と行政の新たな関係を築きあげていく必要
7 休 憩 14:10~14:20  
8 パネル・ディスカッション 14:20~16:00 上山  静一(イオン株式会社環境・社会貢献部 部長)
足達 英一郎(日本総合研究所 上席主任研究員)
片山 登志子(NPO消費者ネット関西 専務理事、弁護士)
芝原   純((社)消費者関連専門家会議(ACAP) 理事長)
阿部  博人(NPO企業社会責任フォーラム 代表理事)
ファシリテーター:高  巌(麗澤大学国際経済学部 教授)
9 閉 会 16:00 梅田 博之(麗澤大学 学長)
参加費 無料


参加方法

事前申込が必要です。参加ご希望の方は、平成17年2月19日(土)までに、以下6つの事項を、次の事務局アドレスまで、メールにてご送付ください。

ご受講を希望される方
1)お名前(フリガナ) 2)ご所属 組織名 3)役職/学生など

ご受講を希望される方の連絡先
4)E-Mail  5)TEL  6)FAX

企業と市民の社会的責任を考えるシンポジウム事務局
E-mail: uketuke@aquamuse.com

受付可否に関する結果は、2週間以内にメールにてご連絡させていただきます。なお、定員400名に達した段階で、お申し込みは打ち切らせていただきますので、予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

*必ずメールでお申し込みください。メールでのお申込みが困難な方などは、下記の問合先までご連絡くださいませ。

麗澤大学企業倫理研究センター事務室
担当:鈴木、江森
〒277-8686 千葉県柏市光ケ丘2-1-1
TEL:04-7173-3761 (麗澤大学代表TEL:04-7173-3601)
FAX:04-7173-3767
E-mail: RBECsympo@reitaku-u.ac.jp

コンプライアンス, CSR, 環境の新日本サステナビリティ研究所

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